忍者おすすめの今週のお店

「菓子工房 まーぶる」
ショーケース
こちらの「ショートケーキ」(左上)は横ではなく、縦に”層”が分かれているのが特徴。早くも好評の新商品「えごまのパウンドケーキ」(右下)。どれも卵、バター、小麦粉など材料を厳選した力作です
 
クリスマスケーキ
要予約の幻の「クリスマスケーキ」。ご注文はお早目に。こちらはショートケーキとは違い層は横に、異なる食感をお楽しみください
 
店舗
目印のオブジェ(左)。エントランスの飾付けや経理などは旦那様がサポート。仲の良いお二人が印象的でした
(お店の詳細情報・地図こちらをクリック!)

さいたま市見沼区堀崎町1596
TEL:048−688−6635

閑静な住宅街の一角にひっそりと営業している『菓子工房ま〜ぶる』。ドアを開けると甘い香りが優しく迎えてくれます。
目の前に現れたショーケースには、毎回“12種類”のスィーツが並びます。
定番商品は「かぼちゃのプリンケーキ」「レアチーズケーキ」「シフォンケーキ」「クリームブリュレ」。定番以外は、旬の食材をつかった季節限定のスィーツとなります。

「あれ、定番のあのケーキは?」。実はショートケーキが定番に入らない理由は、素材を厳選するあまり、イチゴの仕入れが一年を通して安定しないため。もし見かけたら一度召し上がってみませんか。スポンジはフワッ、生クリームは濃厚なのに後味さっぱり、そして大粒の甘くてジューシーなイチゴ。
12月はこの三重奏をたっぷり味わえる機会があります。常連さんのみぞ知る“クリスマスケーキ”です。ショートケーキとは違う小麦粉を使用しているので食べ比べてみるのもツウですね。クリスマスケーキは要予約で、販売個数に限りがありますのでお早めにどうぞ。
ショートケーキ同様、他店では定番のモンブランなども素材を厳選しているため、旬の時にしか販売していません。もし目的のものが置いてなかったり、どれにしようか迷った時は、ぜひ、オーナーやスタッフの声に耳を傾けてみてください。とびっきり美味しい旬のスイーツをご案内して頂けることでしょう♪

オーナーの淳子さんは新商品の開発にも積極的。埼玉県の地産地消のものを取り入れたいと探し出会ったのが秩父市の荏胡麻(えごま)。新発売“えごまのパウンドケーキ”は早くも大人気商品となりました。噛んだ瞬間、荏胡麻のプチプチとした面白い食感にもう一口食べたいとそそられるケーキです。香りもよい荏胡麻にはアルファ‐リノレン酸を多く含んでいるので万病予防に効果があるそうです。

淳子さんは『菓子工房ま〜ぶる』を2000年に開業。それ以前は主婦業の傍ら趣味でスィーツを作っていたそうです。
知り合いの喫茶店が「是非に」と手作りケーキをお店で使ってくれたことをきっかけに、ファンの熱い要望に応えてご自分の店を構えました。利益より品質第一、“お母さんの味を安心・安全の低カロリーで提供”を信念に営んでいます。
淳子さんの良き理解者である旦那様の支えもあり、お客様をもてなす対応は温かく、お父さん・お母さん的な存在のアットホームな菓子工房です。

(文:小林)

《2013年12月9日掲載》

「マイタウンさいたま」