昭和49年に鴻巣市にて創業後、昭和63年に当時の岩槻市(現岩槻区)に移転。
「人形のまち」を渡り歩いているのは「偶然です」とのことですが、今回は人形の似合う美味しい和菓子が人気の「和菓子 秋月」さんをご紹介します。
店内には、お団子や大福など定番ものから季節もの、地域にちなんだオリジナルお菓子などが並びます。
買いもの帰りやお子さんのおやつになど、自宅用に買って行かれるお客さんが多いのが特徴で、「お遣い物としての押し出しに手が回らなくて」とおっしゃる一方には、自分が食べたくて買って行かれるお客さんの姿が浮かび上がります。
お団子などシンプルなものにこそお店の特徴が現れるものですが、秋月のお団子はまさに「シンプル・イズ・ベスト」。
味は多くの方が想像するお団子そのものですが、即ち理想的な味とも言えるのではないでしょうか?
そんな定番商品に加えて季節のお菓子もおすすめです。
水ようかんや麩まんじゅうなどに加え、夏には欠かせない水まんじゅうも、こしあんの他に抹茶・マンゴーと3種類を用意し、涼しさを演出しています。
その他にもオリジナル商品として、黒胡麻を練り込んだ生地と、中に包み込む胡麻蜜、求肥、白あんが胡麻の豊かな風味を生む「くろっこ」や、地元にちなんで開発した、桜の形をした焼き菓子「城址桜」、栗とブルーベリー2種類の蒸しどら焼き「槻のかおり」などが人気です。
「槻のかおり」は生地の切り落としを30円で販売しています。
岩槻地区は和菓子激戦地でもあり、多くの和菓子屋さんがしのぎを削っていますが、競争の傍らで他店とのコラボレーション商品も生まれており、岩槻 慈恩寺に西遊記の三蔵法師の遺骨が眠っているとの言伝えから、西遊記のキャラクターをかたどったお菓子を共同開発し、販売しています。
暑い夏には和菓子で涼を!
昔からの伝統を守りつつ、新たな試みも進める秋月らしい和菓子をお楽しみください!