古事記によると、神棚は天照皇大神が父の伊邪那岐命から賜った大事な宝物を神様として棚におまつりしたのがその起源である、と記されています。
日本人は、各種のお祭りを通して、神様のおかげに感謝するということを身近に感じ、家に災いがないよう、元気でいられるようにと昔から神棚を各家庭にお祀りしてきました。
今回は、日本の伝統であり、家庭の祭りの中心となる御宮作りに従事して八十年余りとなる、「宮善(みやぜん)商店」さんをご紹介します。
昭和二年の創業時には、御宮の製造・卸に加えて和箪笥の仕上げなども行っていましたが、戦後を迎えて家庭でも伊勢神宮のお札(大神宮)を祀るようになったことから店舗を構えての営業を始め、現在に至ります。
氷川参道に程近いお店では、御宮、稲荷宮、向拝宮から神棚、各種神具などの他、鳥居や注連縄、賽銭箱なども扱っています。
以前、テレビの取材で商品の火打石を打つ様子が放映された後には、探していた方などから問合せが殺到したこともあったそうです。
宮善商店はさいたま市の「伝統産業事業所」としても認定を受けており、木曽檜を中心に吟味した材料のみを使用し、全て職人さんが手造りしていますので、品質も折り紙つきです。
店内には用途に合わせて形も大きさも様々な御宮が並んでいますが、価格帯も幅広く、三千円程度から購入できます。
近年のパワースポットブームで若い方の来店も増え、「カッコいい」的な感覚で買って行かれる外国の方なども珍しくありません。
邸内社として設置する際は施工まで責任を持って対応しますので、全てお任せください!
神輿や太鼓、仏像の修復なども可能です。
神棚などの祀り方はもちろん、地域によって異なるしきたりなど、神事に関する事なら何でも気軽にご相談ください。