忍者おすすめの今週のお店

「株式会社 伴戸商店」
展示写真
展示会用に用意された中の一部。実物の煌びやかさは目を奪われるほどですので、ぜひ肉眼でご覧ください!
 
商品写真
様々なジャンルとのコラボレーションで、新たな展開を見せる「金襴」。今後も魅力的な商品が続々生まれそうです!
 
店内写真
お好きな色や柄を伝えれば、五千種類の中から見繕ってただくことも可能です。
(お店の詳細情報・地図こちらをクリック!)

さいたま市岩槻区仲町1丁目2−21
048−757−6097
http://www.e-bando.co.jp/

京都西陣に創業50年の本社を持ち、岩槻支社としても35年の歴史を有するテキスタイル素材「金襴」の専門店「株式会社伴戸商店」さんをご紹介します。

「金襴」は織物の名産地 西陣を主産地とし、その名の通り金箔・銀箔や金糸・銀糸を交えた紋織物として織り継がれてきた風格をたたえる伝統の美芸で、雛人形や五月人形、羽子板や和装小物などで煌びやかな「和」の趣きを伝えてきました。

トラディショナルな分野で純和風なものとして活用されてきた「金襴」ですが、昨今 新たに、これまで余り縁のなかった、ファッションやファンシー・ホビー、インテリアなどの分野や、異素材とのコラボレーションにより、全く新しい表現を生み出しています。

例えば、アシックスの「オニヅカタイガー」ブランドと組んだシューズ「KYOTO COLLECTION」では、アッパー素材に桜を散りばめた金襴を使用して話題となり、その他にもジーンズや帽子のアクセントなどに金襴を使用した商品を開発するなど、「派手」さの中に「地味」も感じさせる和洋を越えた不思議な魅力となり、若い層や諸外国からも注目されています。
また、ホビー系では手芸材料として使われる以外にもぬいぐるみやキャラクターグッズに取り入れられ、インテリア系ではイスやソファーの張地やテーブルセンター、クッションなどに活用されています。

柄や色も自在に扱えるためバリエーションは無限で、現在五千種類以上を扱っており、毎年約三百種の新作をリリースしています。
中には猫やパンダなどの動物や、人物、漢字や仮名を織り込んだデザインなどもあり、岩槻協同組合の依頼により地元岩槻の「時の鐘」や「玄奘塔」などの名所を織り込んだテーブルセンターなども作成しています。

その他にも映画やドラマの衣装などにも頻繁に使用され、最近では映画『のぼうの城』や大河ドラマ『八重の桜』、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の衣装にも使われ、様々な展示会にも出展しています。

値段も高価なイメージの「金襴」ですが、主流のポリエステル素材ならお手頃な価格で購入できます。販売は一反からとなりますが、端切れ(袋入り)の販売などもやっていますので、興味のある方はお問合せ下さい。

(文:八島)

《2013年3月4日掲載》

「マイタウンさいたま」