おでんの主役と言ったら何が思い浮かびますか、大根?たまご?昆布?忘れちゃ困るのが、いいダシを出してる“さつまあげ”。今回は手造りさつま揚げのお店「増田や」さんをご紹介します。
与野駅を西口に降りてすぐの「増田や」さん。元々は乾物屋としてスタートしましたが、現店主・大越さん引き継いで以来、手造りさつま揚げとおでん種のお店として営業されています。
ショーケースには、様々な種類のさつま揚げが並びます。定番の“ごぼう巻”や“チーズ巻”はもちろん、お子様に人気の“ウインナー巻”や“ウズラ巻”、ボリューム感のある“おもち巻”などさつま揚げだけでおでんができそう。なかでも人気なのがシャキシャキの食感が特徴の“玉ねぎ揚げ”と今年リニューアルしたばかりの“カレーボール”。さつま揚げだけで30種類以上を数えます。
また、こうばしい磯の香りが食欲をそそる“生のり入り”、にら・もやし・挽肉などが入った“スタミナ揚げ”など、おつまみやおやつとして、そのままでもおいしく頂けます。
その秘密は原料と油にあります。「表面のつやだし用の卵白も使用していません」と大越さん。添加物を一切使用せず天然塩と調味料と水、厳選されたタラなどの魚肉を丁寧に練り上げたすり身。それを鮮度にこだわり独自にブレンドした油で揚げることで、しつこさのないプリプリとした食感のさつま揚げに仕上げます。
また朝5時から仕込み始め、売れ行きが良いものはその都度、追加で揚げるのでいつでもできたて揚げたての味が楽しめます。
「パンやイタリア料理などのさつま揚げと関連のない料理を食べているとヒントが浮かんできます」と毎年毎年、新たな商品を開発にもチャレンジ。時には思わぬヒット商品が生まれることも。
お店には時間のないサラリーマンや主婦の方が調理しやすいようカットされた大根、丁寧に下ごしらえされた牛すじ、昆布やちくわぶなど人気のおでん種やつゆもご用意。ちょっと煮込むだけでおいしいおでんに仕上がります。年末に年越しにみんなで集まっておでんパーティなどいかがでしょうか。