お店の前を通れば おのずと目に入ってくる、旧国鉄時代の踏切標識が強烈な印象を放つ鉄道模型の専門店。今回は「トレインショップ」さんをご紹介します。
現在、鉄道模型専門店は秋葉原などに集中する一方、県内では珍しい存在となってしまいましたが、都内に出ずとも仕事帰りや学校帰りに寄れるお店として、オープン以来20年間、地元の愛好家やコレクターにとって、無くてはならない存在となっています。
10年以上通い詰める常連さんや、新商品の情報を聞きつけるといち早く来店する、「Nゲージ」の奥深さにハマったディープなマニア諸氏から、ふとした切っ掛けで鉄道模型に興味を持った初心者まで様々な方が来店します。
店内には所狭しと様々な商品が並び、車両から小さな部品まで、あらゆるものが揃います。
中には、全国でも扱うお店の少ない、本物を忠実に再現したアメリカの鉄道模型メーカー、マイクロトレインズ社の連結器等の各種部品など、リアルさを求めて部品の付け替えをする本格派には欠かせない、隠れた(?)人気商品もあります。
そんな中、ここ5年くらいの傾向として大室店長が気になっているとおっしゃるのが、「自ら工作する人が減ってしまっている」との事。昔は半田ごてを片手に簡単な電子部品なら自作してしまう方も多くいましたが、
最近は特に若い層を中心に「半田付けなどした事がない」と言う方がほとんどで、店長さんは「小さなものでも『ものづくり』の楽しさを体験して欲しい」と語ります。
その一方で、着色済みで接着剤も使わず簡単に作れるジオラマ商品などもあり、鉄道模型と組み合わせて町並みなどを再現できるため、子供と一緒に楽しむ方も増えています。
その他、走行音や汽笛、鐘の音なども忠実に再現され、ライトも光る車両や、指定した車両のみ走らせることが可能なDCC(デジタル・コマンド・コントロ-ル)など今後ブレイクしそうな商品もあります。
ネット販売用サイトもありますが、お店に直接足を運べば店長さんから最新情報や動向なども聞けますので、ぜひお店を訪れ、店内を隅々まで「物色(?)」してみてはいかがでしょう?