昭和43年創業の「松月堂」二代目中田一夫さんは、先代から受け継ぐ伝統の技と味を守りながらも、更なる美味しさを求める姿勢は、今なお変わることはありません。
「一番のこだわりは“小豆”です!」と話すように、和菓子といえば、やはりあんこが主役。その甘味や口当たりは、それぞれのお店の特徴でもあり人気の秘訣でもあります。
松月堂の小豆に隠された美味しさの秘密は、北海道産を使うということはもちろんですが、風味や粒の大きさなどその時の出来具合を吟味して、道内でも産地を使い分けるほど。
そんな小豆を使った、同店のあんこは程よい甘さと小豆のこし加減のバランスが良く、ついつい2つ、3つと食べてしまう美味しさ♪女性だけでなく、男性のお客様にも人気があるのも納得です!
人気商品で桃色のかわいい目が印象的な「招きうさぎ(90円)」は、地元調神社(つきじんじゃ)の狛犬ならぬ狛うさぎをモチーフにし、山芋とうるち米を練り合わせたしっとりとした白い生地が特徴のおまんじゅう。さいたま観光コンベンションビューローによる「さいたま推奨土産品・金賞」を受賞したこともあるさいたまを代表する土産品でもあります。
味は、栗・梅・小豆・ゆずの4種があり、収穫したばかりの柚子皮をすりおろして使用する“ゆず”は、口の中に柚子の香りがいっぱいに広がり大変好評をいただいています。
また、およそ100年前の北浦和を発祥の地とし、かつては「サツマイモの女王」とも称された『紅赤』を使用した新商品が10月に登場予定!
今では幻のいもとも言われるようになってしまいましたが、その甘さが特徴の紅赤を使ったおまんじゅうがどの様な美味しさとなり、新たな名物となるのか今から楽しみな商品です!
中田さんは「お客様のご意見は大変ありがたいです」と話し、過去にも「もう少し小さくして」、「食べやすい形がいいな」などといった声を商品に反映させることや、3店共同開発の「竜神伝説竜眼(るがん)(136円)」を作るなど、その探究心は留まりません。
お彼岸のお供えやおつかいもの、家族団らんに「松月堂」の和菓子はいかがですか?
お店では、中田さんご夫妻が素敵な笑顔で迎えてくれます。