忍者おすすめの今週のお店

「御菓子司 足立屋」
「見沼舟唄」写真
見沼通船堀にちなんだ「見沼舟唄」。地元ならではのお菓子が多いのも「足立屋」の特徴です。
 
商品写真
いずれも足立屋の人気オリジナル商品です。
 
店内写真
目の前には さいたま市役所が。浦和の移り変わりを知る老舗店です。
(お店の詳細情報・地図こちらをクリック!)

さいたま市浦和区仲町3−13−12
048−822−2978

一世紀を越える歴史を有し、さいたま市の「伝統産業事業所」にも指定されている老舗和菓子店「御菓子司 足立屋」さんをご紹介します。

場所はさいたま市役所の はす向かい。
明治39年の創業当時は周囲に人家も少なく、麦畑が広がっていたそうで、浦和の町の移り変わりと共に歩んできたお店でもあります。

そんな「足立屋」には、変わらぬ製法・味を受け継ぐお菓子から、試行の末に生まれた新しいお菓子、地域にちなんだお菓子など、4代目が作る、季節と地元を感じさせる色とりどりの商品が並びます。

看板のオリジナル商品も多く、金柑の甘露煮が丸ごと1個入った「金柑まんじゅう」(157円)は、しっとりとした味わいで女性にも人気が高く、さいたま市の推奨土産品としても有名です。
見沼通船堀を往来していた当時の舟を型どった銘菓「見沼舟唄」(105円)も、小倉餡をアーモンドと小麦粉を練って焼いた柔らかな生地の和風サブレ的なお菓子で、どなたにも食べやすい人気商品。
また、大粒の栗がまるまる入った「鯛ケ窪の栗」(189円)は、現在の常盤6丁目付近の地名だったことのある「鯛ケ窪」から名付けられたお饅頭で、地元の歴史好きの方ならニンマリです。

そのほか、新しいお菓子作りにも積極的で、埼玉大学の創立60周年を記念して大学と共同開発した「埼玉大学饅頭」(126円)は、川越の芋を使った芋あんと粒あんの2種類があり、大学構内の売店でも買うことが出来る、新たな人気商品となっています。
11月中旬から3月までの扱いとなる「いちご大福」(168円)なども、毎年販売開始を楽しみにしているお客さんも多いお菓子です。

お茶の共に、「足立屋」の季節を感じる美味しい手作り和菓子でホッと一息してみては?
進物や帰省のお土産などにも最適です。

(文:八島)

《2010年11月29日掲載》

「マイタウンさいたま」