アナタのお宅の畳は大丈夫?
すり切れ、黒ずみ、食べこぼしのシミやたばこのコゲなどで傷んだままになっていませんか?畳の交換は、「表替え」という、い草のゴザ部分(畳表)だけを替えたり、その裏面を使う「裏返し」などもあり、部分交換も可能です。
畳表に使われるい草は、収穫後に泥染めという加工をして、色持ちや香りを良くしています。ご主人の熊谷勝浩さんは「張り替えたばかりの青々とした畳は、人間でいうとまだ赤ちゃんで、ご家庭で愛情を込めて育て、キレイな黄金色になったものがベストなんですよ」と話します。
畳は湿気をとても嫌います。ジメジメしているとカビが繁殖し、それをエサとするダニの発生にもつながるので要注意。それを防ぐためには、まめに換気をして湿気を飛ばすことが大事で、シックハウス症候群の予防にもなります。
「でも部屋が北側で湿気が飛びにくくて・・・」そんな方もご安心を!熊谷たたみ店さんには、他では見られないような乾燥機付きのトラックがあるので、その場で畳を加熱乾燥してくれます。
畳というと「どれもい草でできてて、似たようなものじゃないの?」なんて思う方も多いのでは?ところが、そうではありません!
色だけでも、緑や黄金色に限らず、アイボリー、黒、グレーなどのほか、市松模様などの柄もあり、さまざまな種類があります。素材も、プラスチックや和紙などもあるほか、ジーンズに使われるデニムでできた“デニムフロア”なんていうものもあります。
「デニムじゃ色落ちするかも・・・」と不安に思われるかもしれませんが、色落ちしない染料を使っているほか、撥水加工もあるので心配ご無用。デニムフロアを入れれば、部屋の雰囲気が和から洋へガラリと変わり、肌触りの良さが居心地の良い空間を作ります。い草のものに替えれば元の和風に戻るので、じゅうたんやフローリングの床と比べて、部屋の模様替えがお手軽にできます。
また、車椅子の方に便利な“洗える畳”というものもあります。丸ごと水洗いできるのが特徴で、ペットを飼っている方にもおススメです。
さいたま新都心で11月にあるイベント「コラボさいたま」に大宮畳業組合で出展します。
家庭の健康は足下から。1度お住まいの畳を見直してみませんか?