「色は静岡 香りは宇治 味は狭山でとどめさす」（狭山茶摘み唄より）

大宮駅東口を出て目の前、すずらん通り商店街の中程にある狭山茶専門店、その名は岡野園。創業してから半世紀以上が経ち、地元で愛され続け、今では全国から注文が入ります。そのお店で出されるお茶は、「天皇杯」や「農林水産大臣賞」など数々の賞を受賞した経歴を持つ茶園のもの。そこから選りすぐりの美味しいお茶が直送されてきます。

狭山茶は「狭山」の名の通り埼玉が主な産地です。これはお茶の生産地としては北に位置していて、他の産地より涼しい気候で育てられるために茶葉に厚みが出ます。これをじっくりと火入れすることで、こくのある狭山茶が完成します。丁寧に入れたお茶は、甘みが強くまろやかな味わい。喉ごしがすっきりして、何杯でも飲めそうです。

おすすめは、狭山茶の味・色・香りの良さを存分に楽しむことができる煎茶です。さらに、ご家庭でより美味しく入れるポイントとしては、温めておいた器に、沸騰したもので入れるより、80℃くらいのお湯を使った方がより香りが立ち、美味しくいただけます。
また、お茶にも、朝にさっぱりと飲むものや、ゆっくりと味わいを楽しみながら夜に飲むものなど、それぞれおすすめのものがあります。ひとこと相談すれば、その場面に応じたものを出してもらえます。
さらにこちらのお店のほうじ茶は、少量ずつ愛情を込めて自家焙煎したものを提供しています。そのため、煎りたてでとても香ばしいお茶が手に入ります。

また、茶道具も数多く取り扱っています。“茶道”というと、構えてしまう人も多いかと思いますが、こちらのモットーは「初心者の味方！」。お茶の入れ方、飲み方、茶道具の使い方などの相談はもちろん、アフターケアの対応までしてくれます。お茶に詳しい方にも、これから始めたいという方にも親身になってお客様に合った物を選んでくれて、「このお店と出会えて良かった」と思わせてくれるお店です。

味に自信を持ってお出ししている店長の岡野さんは「今年は出来が良い」とおっしゃっています。今年は、より美味しいお茶が期待できます。
お茶が好きな方も、あまり馴染みのないという方も、ぜひ、一度、足を運んでみてはいかがでしょうか？