これからお酒と付き合う日が増えますね。どこで買っても同じ味がするビールはともかく、ワインや日本酒、焼酎だとどこで買っても同じというわけにはいきません。専門店のアドバイスが欠かせないでしょう。それぞれ膨大な種類があり、質も様々であるためです。お酒は人生の至福。アルコールが入っているなら何でもいいというわけではありません。良い時間を過ごすために上質のお酒をおいしく飲みたいものです。
「稲荷屋」のある南区・六辻交差点のあたりは大変交通量の多い場所です。ここを足早に通り過ぎていた方、お酒を買う際にはぜひ店内をのぞいてみて下さい。実はこの店、ご近所はおろか都心からの注文も殺到する名店なのです。
その理由は簡単で、お店のスタッフが自分で蔵や醸造所に出向き、「これは」と思ったお酒を仕入れているためです。フランスやドイツワインにしても現地を自分の目で見て直接買い付けています。スタッフ5名は全員きき酒師、店長はソムリエでもあります。彼らは今あるお酒を大切に日々の晩酌にぐっと来るようなお酒選びに心を砕いています。ですので、お酒についてはお店のスタッフにどんどん尋ねてみましょう。そのシチュエーションに応じた的確な答えがすぐに返ってきます。
また、スタッフは意欲的に全国の蔵を交代で回っています。社長の秋本建二さんは、「自分が熱くなるようなお酒を提案したい」ときっぱり。また、「ものは人が介在して初めて世に出る」とも語ります。良いお酒を発掘して広めたいという意欲が窺われます。
有名無名にとらわれず、お酒そのものが持つ個性・品質の高さ・値頃感を考慮した上での商品を自信を持って薦めていますので、大事なお客さんをもてなすのにも、自分で飲むのにも十分満足してもらえるでしょう。
なお、秋本さんは「お酒は次の日の活力です。安らぎでもあります。酔っぱらいや社会悪を助長する酒屋でありたくない!」と強く主張します。お酒を愛するからこその言葉です。