お客様との会話を大切に、和菓子とともに「心」も届ける。
今回ご紹介する「福泉」は、そんな和菓子屋さんです。

お店に入ると、正に「お母さん」的存在の笑顔の素敵な柳田さん（代表）が迎えてくれます。
店内には多くの和菓子が並んでいますが、その中でまずおすすめしたいのは、お店の名物「福々まんじゅう」（1個110円：こし餡・つぶ餡）。
土日には300個も売れる人気商品ですが、開発には8年間を要しました。

「人の心に伝わるものを」と、理想の味を実現するため最適な素材を求めて全国を探し回り、ようやく辿り着いたのが現在の姿。
厳選した天然素材のみを使用し、もっちりした皮とたっぷりの餡からなる素朴な味は、誰にも懐かしさを感じさせるものとなっており、平成15年には第1回さいたまコンベンションビューロー推奨土産品品評会で会長賞（金賞）を受賞しました。
まとめ買いをする方も多く、地方発送も行っているため、全国にファンが広がっています。

また、定番商品にも決して手を抜かず、少しでも美味しいものをお客様に届けようと、常に改良を続けています。
「栗まんじゅう」は平成元年・6年・14年と全国菓子大博覧会に3回入賞している人気商品ですが、現状に留まることを良しとせず、より食べやすいようにと半分の大きさの一口サイズも発売準備中です。

創業30年となる現在も新商品開発に積極的で、今年8月から販売を開始した「葛もち」（630円）開発時には、奈良の葛製造元を訪れ研究を重ねました。
吉野本葛を使用した「葛もち」は豊かな香りとプルプルした弾力が特徴的で、自家製の蜜にたっぷりのきな粉でいただけば、本場の味を存分に味わえます。

柳田さんとの会話を楽しみにしている常連さんも多く、素敵な笑顔と美味しい和菓子を求めて、店内にはお客さんが絶えません。

季節のお菓子も豊富に取り揃えていますが、夕方には売り切れとなってしまうお菓子もありますので、お早めに！