和菓子といえば、あんこベースのお饅頭やお団子といった、お茶に合うものを想像しがちですが、今回ご紹介する「善収庵 大こくや」さんは、お茶にもコーヒーにも合う和菓子が食べられるお店です。
2代目店主の前田さんが洋菓子の修行をしていたことあって、和のイメージを壊さず洋を取り入れた、他では食べられない和菓子が多く並んでいます。
人気のお菓子は、雑誌でもたびたび紹介されている「彩の薔薇」(1個105円)という白あんをベースにした薔薇の形をした焼き菓子です。見た目もきれいで、材料の中にはなんと「チーズ」が入っています。あんこにチーズ??と思いますが、これが合うんです!!口の中に入れるとふんわりとした甘みに、ほのかに広がるチーズの香りと余韻が魅力の味わい深いお菓子です。「バラのまち中央区」にちなんでいるので、進物としても喜ばれています。
そして、なんといっても私のおすすめは、「カフェオレ大福」(1個136円)です。またまた和菓子屋にカフェオレ??と思ったのですが、おいしい!!のひと言です。冷やして頂くカフェオレ大福は、これからの時期にぴったり。甘さも控えめで上品な味です。甘いものが苦手な方や、お子さんからお年寄り、お酒のあとのデザートとしてもおいしく頂けるのではないでしょうか。市外にもファンが多く、沖縄からの注文などもあります。
その他にも昔ながらの豆大福や、みたらし団子、うぐいす餅などほっと癒されるような懐かしい味のものから、他にはない、キャラメルマロンパイ、コーヒーわらびもち、黒糖どら焼きなど、約50種類のお菓子があります。
季節に合ったものや、「与野」をモチーフにした名前のお菓子も多くあり、“無添加・無着色”で一つ一つ手作りなのも嬉しいところ。常連さんには、みたらし団子1本(50円)を毎日のように買って食べていく方などもいます。
みなさんも、昔ながらの懐かしい和菓子と、新しい感覚でコーヒーにも合う和菓子を召し上がってみてはいかがでしょうか。
きっと、みんなに勧めたくなる、話題の和菓子になると思いますよ。