忍者おすすめの今週のお店

忍者ボタン   「コーヒー豆 コンコード」
外観写真
洒落た店構え。思わず立ち止まる人が多いようです。「コーヒーには季節感がないのですが、お店には季節感を持たせたい」とのマスターの思いが伝わってきます。
店内写真
コーヒー豆は勿論、コーヒーミルなどコーヒー関連グッズがすべて揃った店内。隅から隅まで眺めてみることをお勧めします。
マスター写真
10kg焙煎機の前に立つマスターの青木光夫さん。
(お店の詳細情報地図こちらをクリック!)

さいたま市浦和区北浦和3−8−6
TEL:048−831−8827

コーヒーを楽しむ方が増えてきていますが、コーヒーの淹れ方を学ぶ人が多い割りに、豆にあまりこだわらない方が少なくないようです。コーヒーは豆が良くなければ、どんなに頑張っても香りや味が良くはならないのです。また、口にするものですから、豆の鮮度が重要なのは言うまでもありません。皆様の手元にあるコーヒー豆がいつ焙煎されたものかぜひ一度確認してみて下さい。

コーヒー豆のことならやはり専門店を選びましょう。北浦和駅東口の平和通りにある「コンコード」をご紹介します。もともとは喫茶店として1970年に開業し、1983年にコーヒー豆の専門店になりました。最近でこそ自家焙煎の店が増えてきましたが、当時はコーヒー豆の専門店が珍しく、認識されるのに時間がかかったと言います。

お店を経営するのは青木光夫さんです。「商品には絶対手を抜きません。いくらで販売するかというより豆の品質を重視します」ときっぱりと語ります。仕入れる豆は事前にテスト・ローストし、自ら試飲して決めています。2階にある倉庫には焙煎前の、青々と粒が揃った最高品質の豆が並んでいます。青木さんはその豆をどのように仕上げるか日々考えながら焙煎していきます。無論、豆は農作物ですから、焙煎には細心の注意を払っています。

来店したお客様には焙煎したての「本日のコーヒー」をしっかりとしたカップで飲んで頂いています。砂糖もミルクも入っていないコーヒーですが、この段階で他店との豆の違いが納得してもらえます。その豆が好みでなければ、マスターに相談してみて下さい。お客さんに合った豆を選んでくれます。こうしたやりとり自体、専門店でなければできません。

青木さんは「コーヒー文化が定着し始めた今だからこそレベルダウンは許されません。味覚に厳しい日本人にはおいしいコーヒーが分かるのです。パン屋さんのように特定の店が選ばれるようにならなければ。そのためには良質な豆を提供できるよう頑なに努力し続けます。」と熱く語ります。

秋の一日においしいコーヒーを楽しみたい方、「コンコード」を是非訪ねてみて下さい。最高品質の「モカマタリ アルマッカ」(100g 683円)などがお勧めです。

(文:伊東)

《2006年11月20日掲載》

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