車で移動している途中、「この素敵な店は何だろう?」と思うことはありませんか? 西区指扇にある「パン工房 クロワッサン」もそういうお店です。実際に、2000年には旧大宮商工会議所の店舗コンテストで優秀賞を受賞しています。お店を経営する大西恵吉さんは、「お店は1999年に建てました。もともと、ちょっと入ってみたくなるようなお店にしてみようと思って、自分でお店をデザインしたんです」と語ります。その戦略は見事にあたり、来店者が絶えません。
ただし、建物だけのお店ではありません。その証拠に、遠くからわざわざ車に乗って買いに来るお客さんもかなりいるのだとか。パンといえば、通常自宅のすぐ側にあるお店で気軽に買うものです。単価もしれています。素敵なお店だからといって遠隔地のお客さんを魅了し続けるのは難しいでしょう。その理由は・・・。
それは製品の高い質と来客を飽きさせない品揃えにあります。湯種製法で食パンを、ホップス種製法でライ麦パンを作っていますが、高度な設備を使い、様々なパンを作り出しています。大西さんが作るパンの種類は常時80種類にも及んでいます。食パン、菓子パン、調理パン。大西さんが作るホームページを見るとその一部が紹介されていますが、そのバリエーションには驚くばかりです。「貧乏パン」(130円。やわらかく甘味があるパンですが、見るからに大型のパンで、お腹いっぱいになります。)など、ユニークなネーミングもすべて大西さんによるものです。たくさん種類がありすぎて覚えきれないと思いますが、さすがに大西さんはひとつひとつ丹念に作ったため、どのようなパンなのか詳細に教えてくれます。
大西さんはパン作りについてこう語ります。
「パンはおいしくて安くなくちゃね。だから、材料はできるだけいいものを使います。例えば、あんパンのあんだって、有機あんを使っています。カスタードも自家製です。こうしたところから違いが出てきますね。」毎日食べるものだからこそしっかりとしたいいものを作っていかなければなりません。大西さんのパン作りにかける熱意にいくつものパンを買ってしまいたくなるでしょう。指扇近辺の方はもとより、近くまでお寄りの際はぜひ店舗に入ってみて下さい。