大宮駅東口、大門町の一角にすてきなギャラリーがあるのをご存じでしょうか? 名前は「ゼフィール」。「そよ風」を意味します。こギャラリーは1991年にできました。ギャラリーを訪れるお客様をお迎えするのは永峰涼子さんです。大宮にほとんどギャラリーがなかった頃に、日本のもの作りを支えたいと思い立って始めました。ギャラリーは、社長であり建築士であるご主人の設計によるもので、高い天井を持ち、開放感溢れる広さがあることが特徴です。中は和食器などを中心とした常設展示場と、隔週で作家が入れ替わる展示場の二つに分かれています。
常設展示されている食器等は、生活の中で実際に使え、しかもランク的に高いものが選ばれています。永峰さんは「見栄えが良くて、手頃な食器のセットだと、もらった人が自分で使おうとせずにバザー行きになってしまうことがあります。ただ一つであっても、特徴があって、手元に置いておきたくなるような食器を集めたかったんです。」とおっしゃいます。永峰さんは日常食器として使いやすいので、染め付けの磁器の食器を主に扱っていきたいともおっしゃいます。主婦からこの世界に入ったために永峰さんは生活感覚をベースに置いているのです。
入って左側にある展示場には椅子とテーブルが置かれ、お客様が挽きたてのコーヒーを味わいながらじっくりと鑑賞し、時間を過ごすことができるようになっています。展示されている作品のお話を作家本人から聞きながらランチを取ることもあるとか。
展示されるものは様々です。和風の染め物によるのれん・タペストリーが並ぶこともあれば、イランのカーペットやバリ島の家具などが展示されることもあります。このギャラリーに展示される作家は永峰さん自身が作風・人柄などから判断して決めています。流行に左右されない作品や作家の人柄がにじみ出る作品を大事にし、その人とのつながりを育んできました。また、「ゼフィール」のように天井が高いギャラリーは数少ないので「どうしてもこのギャラリーに展示したい」という作家の声が上がっています。
ギャラリーはちょっとアジア的な街角にありますが、内部は永峰さんの柔らかい雰囲気が感じられるスペースとなっています。ぜひ一度足を運んでみて下さい。